東海社会学会年報 第11号 目次

特集 リニア時代の地域戦略 ―都心名古屋と周縁山間地域―

シンポジウム解題 谷口 功(1)
都心と周辺,それぞれの「リニア・インパクト」―リニアが名古屋にもたらす「3つの変化」―江口 忍(2)
リニア・インパクトを見据えた「稼ぐまちづくり」運動の行方―名古屋駅西側の再編をめぐるエリアリノベーション戦略―林 浩一郎(10)
開発と自治の地域戦略―闘う豊田市― 谷口 功・戸田 友介(21)
開発主義批判を乗り越える:討論記録  谷口 功(33)

自由投稿論文

豊田市保見団地における日系ブラジル人の定住化と就労―自動車産業就労をめぐるネットワーク形成と「半周辺的地位」を中心に―丹辺 宣彦・ハヤシ ブルーノ ナオマサ(40)
地方暮らしの若者と政治参加―広島県豊田郡大崎上島町在住の若年層を対象として― 竹内 陽介(55) 
誰が「消費される農村」に向かうのか——グリーンツーリズムの拠点開発に対する住民意識― 三田 泰雅(72)

研究ノート

父子家庭の父親の養育困難 ——父親の語りにおける父・娘関係に着目して—— 浅沼 裕治(85)

市民活動報告

高校生のキャリア教育の価値 ―黄柳野高校の事例をもとに―小柳 真哉(99)
地域社会への貢献をめざした大学間連携の実践―長久手市大学連携基本計画策定プロセスから―笹山 実希・小島 祥美・石井 晴雄・川原 千香子・松宮 朝(106)

書評

前島訓子著『遺跡から聖地へ―グローバル化を生きる仏教聖地』(法藏館,2018年) 杉本 良男(114)
中根多惠著『多国籍ユニオニズムの動員構造と戦略分析』(東信堂,2018年) 橋口 昌治(116)
埴淵知哉編著『社会関係資本の地域分析』(ナカニシヤ出版,2018年)丹辺 宣彦(120)

大会自由報告

社会運動の再興における中断組織の役割―台湾・第四原発反対運動を事例に―王 黛茜(124)
地域自治とアソシエーションの再編―愛知県一宮市における「地域づくり協議会」の取り組み―高木 俊之(125)
孤立する芸術労働者と「労働者性」をめぐる集合行為―音楽家のユニオン活動を事例として― 中根 多惠(126)
「他出子」の帰郷をめぐる親世代の意識の交錯―浜松市天竜区佐久間町を事例として― 舩戸 修一(127)
グリーンツーリズムの拠点開発に対する住民意識 ―三重県いなべ市の調査結果から―三田 泰雅(130)
豊田市の新たな新規就農者ネットワーク―農と福祉の連携に注目して―中村 麻理 132
旧東ドイツ社会科学者へのインタビュー調査―地域・母集団の特性検討と調査手法の総括― 飯島 幸子(133)
インターネット空間における社会運動とソーシャル・コントロール―中国フェミニズム運動を事例に― 祁 雨晨(134)


優秀修士論文研究表彰 要旨

「留学」の効用―コンサマトリー化する経験に着目して― 太田 知彩(135)
現代中国における私営企業家の都市運動とコーポラティズム体制―北京南鑼鼓巷の「商会自救」運動を事例として― 唐 雯(138)

第12回社会調査インターカレッジ発表会プログラム(142)

大会プログラム(144)/学会会則(147)/投稿規定(150)/役員(152)

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