東海社会学会年報 第12号 目次
特集 災害と社会変動 ―伊勢湾台風60周年を振り返って―
シンポジウム解題 谷口 功(1)
地域コミュニティにおける防災の在り方―地区防災計画作成でまちづくり― 早川 典夫(7)
地域防災の在り方について 土田 卓(9)
臨海工業都市の災害―伊勢湾台風後のコミュニティと災害脆弱性―室井 研二(15)
海から遠いまち―伊勢湾台風被災地における土地利用変化と災害暴露性―高橋 誠(32)
自由投稿論文
過疎山村における他出家族員の「生活サポート帰省」―長野県天龍村の事例から― 丸山 真央・相川 陽一・福島 万紀(46)
資料調査報告
高卒後の進学行動における進路分化要因に関する基礎的研究―普通科、職業学科の違いに注目して― 長谷川 誠(59)
市民活動報告
四日市大学における社会連携の成果と課題 樋口 晶子・三田 泰雅(67)
書評
武田 俊輔著 『コモンズとしての都市祭礼 ―長浜曳山祭の都市社会学』(新曜社,2019年) 前島 訓子(76)
樫村 愛子著 『この社会で働くのはなぜ苦しいのか ―現代の労働をめぐる社会学/精神分析』(作品社,2019年) 渡辺 克典(80)
菊地 夏野著 『日本のポストフェミニズム ―「女子力」とネオリベラリズム』(大月書店,2019年) 長山 智香子(84)
渋谷 典子著 『NPOと労働法 ―新たな市民社会構築に向けたNPOと労働法の課題』(晃洋書房,2019年) 乙部 由子(89)
前田 尚子著 『地域産業の盛衰と家族変動の社会学 ―産業時間・世代・家族戦略』(晃洋書房,2018年) 河村 則行(93)
石黒 格編著 『変わりゆく日本人のネットワーク ―ICT普及期における社会関係の変化』(勁草書房,2018年) 松宮 朝(97)
大会自由報告
公営住宅における外国籍住民 松宮 朝(102)
持続可能な食消費の実現に向けた「食の安全」に関する考察―消費者へのグループインタビュー調査を通して― 藤原 なつみ(103)
性的マイノリティの児童・生徒をめぐる文部科学省の政策の論理―「性同一性障害」概念の包摂と性的指向の問題の排除をめぐって― 島袋 海理(104)
地方暮らしの若者と政治参加 ―広島県豊田郡大崎上島町在住の若年層を対象として― 竹内 陽介(105)
縮退都市―日本と台湾の社会変動及び政策対応― 戴 伯芬(107)
地域メディア(CATV)番組制作を中心とした大学と地域の関係性をめぐって 加藤 裕治・冨田 晋司(109)
農村地域におけるライフスタイル移住者のコミュニティ―千葉県いすみ市を事例として― 片桐 勇人(110)
相互扶助機構の「アソシエーショナル・サードプレイス」化 山口 博史(112)
家庭環境と子どもの留学―「学校外教育活動に関する調査」の二次分析から― 太田 知彩(113)
ジャン・ボードリヤールから考察する情報環境(アーキテクチャ)の時代におけるポストモダンの弁証法 稲葉 年計(114)
旧東ドイツ社会科学者の「統一」に関するライフヒストリー分析―対象者の語りに表れる特有な社会的文脈の読み取り― 飯島 幸子(115)
優秀修士論文研究表彰 要旨
中国における市民参加型環境調査の実践 ―北京市清河流域をめぐる市民運動を事例として― 趙 雁レイ(116)
第12回社会調査インターカレッジ発表会プログラム(119)
大会プログラム(121)/学会会則(124)/投稿規定(127)/役員(129)