東海社会学会年報 第15号 目次

 

特集 コロナ禍におけるエッセンシャル・ワークと市民活動

解題

コロナ禍におけるエッセンシャル・ワークと市民活動――コロナ禍を生み出す社会―― 室井 研二(1)

コロナ禍における市民活動のアドボカシー――要望書の比較分析を中心に―― 原田 峻 (5)

非正規が支える公共サービス――コロナ禍のなかではじめた公務非正規女性全国ネットワークの活動から―― 瀬山 紀子(19)

コロナ禍で浮き彫りとなった清掃事業の課題と今後のあり方 藤井 誠一郎(33)

  

自由投稿論文

中国における農業構造政策の展開と「近郊型兼業」の拡大――都市農村関係の変動の視点から―― 江 世君(51)

流行語「親ガチャ」をインターネットコメントはどのように捉えているか――貧困若年女性を取り上げた事例記事に寄せられたコメントの分析―― 小西 凌(67)

 

市民活動報告

新型コロナ感染禍における名南地域と南医療生協の活動  松下 繁行(81)

  

書評

松宮朝著『かかわりの循環――コミュニティ実践の社会学』(晃洋書房,2022年) 舩戸 修一(86)

山本かほり著『在日朝鮮人を生きる――〈祖国〉〈民族〉そして日本社会の眼差しの中で』(三一書房,2022年) 人見 泰弘(90)

出口剛司・武田俊輔編著『社会の解読力〈文化編〉――生成する文化からの反照』(新曜社,2022年) 加藤 裕治(94)

  

優秀修士論文研究表彰について (98)

 

大会プログラム(99)/学会会則(101)/投稿規定(104)/役員(106)

東海社会学会年報 第14号 目次

 

特集 〈ネオ〉リベラリズムと排外主義:ナショナリズムと「多文化共生」との関連から

解題

〈ネオ〉リベラリズムと排外主義――ナショナリズムと「多文化共生」との関連から―― 谷口 功(1)

朝鮮高級学校無償化排除でなぜ心が痛むのか――朝鮮高級学校無償化裁判を通じて―― 金 銘愛(7)

「北朝鮮言説」と朝鮮学校――朝鮮高校無償化裁判支援を通じて―― 山本 かほり(15)

 

特集コメント

レイシズムの重層構造――朝鮮学校をめぐる排他的包摂のメカニズムと対抗戦略――山本 崇記(27)

 

自由投稿論文

若手現代美術作家の制作活動と戦略的不安定化 浅井 南(37)

新聞記事が監視カメラの受容に及ぼす影響――監視カメラに関するイメージの拡散―― 蔵本 紗知(51)

都市空間と二つの「動的密度」――分業と都市度の関係:工業都市圏の地域特性をめぐって――  丹辺 宣彦 (66)

 

研究ノート

日本で生活する外国人ムスリムの課題に対する対処のプロセス試案――分析を通して見えてきた周りとのつながり――  大橋 充人(81)

 

市民活動報告

解題 コロナ禍における市民活動 原田 峻 (89)

コロナ禍における知恵と工夫を活かして――“Change”を“Chance”に――  大澤 美紀(91)

自主夜間中学「はじめの一歩教室」の取り組みから見えてきたこと 笹山 悦子(96)

コロナ禍での女性の貧困問題と[ウィメンズマーチ名古屋]等のSNAW / Safety Net Aichi of Womenの取り組みについて  藤原 はづき(101)

 

書評

西原和久著『グローカル化する社会と意識のイノベーション――国際社会学と歴史社会学の思想的交差』(東信堂,2021年) 阿部 純一郎(107)

大橋充人著『在日ムスリムの声を聴く――本当に必要な“配慮”とは何か』(晃洋書房,2021年) 村井 忠政(111)

東谷護編著『復刻 資料「中津川労音」――1960年代における地域の文化実践の足跡を辿る』(風媒社,2021年) 武田 俊輔(115)

 

 

優秀修士論文研究表彰 要旨

非正規雇用から正規雇用への移動における階層間不平等――雇用関係とジェンダーに注目して―― 鈴木 健一郎(119)

 

大会プログラム(122)/学会会則(124)/投稿規定(127)/お詫びと訂正(129)/役員(130)

東海社会学会年報 第12号 目次

特集 災害と社会変動 ―伊勢湾台風60周年を振り返って―

シンポジウム解題 谷口 功(1)
地域コミュニティにおける防災の在り方―地区防災計画作成でまちづくり― 早川 典夫(7)
地域防災の在り方について 土田 卓(9)
臨海工業都市の災害―伊勢湾台風後のコミュニティと災害脆弱性―室井 研二(15)
海から遠いまち―伊勢湾台風被災地における土地利用変化と災害暴露性―高橋 誠(32)

自由投稿論文

過疎山村における他出家族員の「生活サポート帰省」―長野県天龍村の事例から― 丸山 真央・相川 陽一・福島 万紀(46)

資料調査報告

高卒後の進学行動における進路分化要因に関する基礎的研究―普通科、職業学科の違いに注目して― 長谷川 誠(59)

市民活動報告

四日市大学における社会連携の成果と課題  樋口 晶子・三田 泰雅(67)

書評

武田 俊輔著 『コモンズとしての都市祭礼 ―長浜曳山祭の都市社会学』(新曜社,2019年) 前島 訓子(76)
樫村 愛子著 『この社会で働くのはなぜ苦しいのか ―現代の労働をめぐる社会学/精神分析』(作品社,2019年) 渡辺 克典(80)
菊地 夏野著 『日本のポストフェミニズム ―「女子力」とネオリベラリズム』(大月書店,2019年) 長山 智香子(84)
渋谷 典子著 『NPOと労働法 ―新たな市民社会構築に向けたNPOと労働法の課題』(晃洋書房,2019年) 乙部 由子(89)
前田 尚子著 『地域産業の盛衰と家族変動の社会学 ―産業時間・世代・家族戦略』(晃洋書房,2018年) 河村 則行(93)
石黒 格編著 『変わりゆく日本人のネットワーク ―ICT普及期における社会関係の変化』(勁草書房,2018年) 松宮 朝(97)

大会自由報告

公営住宅における外国籍住民  松宮 朝(102)
持続可能な食消費の実現に向けた「食の安全」に関する考察―消費者へのグループインタビュー調査を通して― 藤原 なつみ(103)
性的マイノリティの児童・生徒をめぐる文部科学省の政策の論理―「性同一性障害」概念の包摂と性的指向の問題の排除をめぐって― 島袋 海理(104)
地方暮らしの若者と政治参加 ―広島県豊田郡大崎上島町在住の若年層を対象として― 竹内 陽介(105)
縮退都市―日本と台湾の社会変動及び政策対応― 戴 伯芬(107)
地域メディア(CATV)番組制作を中心とした大学と地域の関係性をめぐって 加藤 裕治・冨田 晋司(109)
農村地域におけるライフスタイル移住者のコミュニティ―千葉県いすみ市を事例として― 片桐 勇人(110)
相互扶助機構の「アソシエーショナル・サードプレイス」化 山口 博史(112)
家庭環境と子どもの留学―「学校外教育活動に関する調査」の二次分析から― 太田 知彩(113)
ジャン・ボードリヤールから考察する情報環境(アーキテクチャ)の時代におけるポストモダンの弁証法 稲葉 年計(114)
旧東ドイツ社会科学者の「統一」に関するライフヒストリー分析―対象者の語りに表れる特有な社会的文脈の読み取り―  飯島 幸子(115)
 
優秀修士論文研究表彰 要旨

中国における市民参加型環境調査の実践 ―北京市清河流域をめぐる市民運動を事例として― 趙 雁レイ(116)

第12回社会調査インターカレッジ発表会プログラム(119)

 

大会プログラム(121)/学会会則(124)/投稿規定(127)/役員(129)

東海社会学会年報 第13号 目次

 

特集 新型コロナウイルス感染症と社会の脆弱性・新たな格差

新型コロナウイルス感染症と社会の脆弱性・新たな格差 特集解題 松宮 朝(1)

コロナ禍で顕在化された芸術労働をめぐる不均衡なパワーバランス―音楽家たちが不利な労働条件を受容するのはなぜか― 中根 多惠(5)

新型コロナ問題と2020年における日本の女性自殺者の増加―男女共同参画の障壁としての日本社会の道徳問題― 阪本 俊生(20)

障害のある人と「コロナ」という禍―地域生活への影響を中心に― 土屋 葉(46)

COVID-19感染者発生状況の空間特性―東海三県を中心に― 駒木 伸比古・畠山 輝雄(62)

小規模オルタナティブ農家の新型コロナへの対応―2020年上半期オンラインアンケート調査の結果から― 田村 典江・中村 麻理・立川 雅司(75)

 

自由投稿論文

離島における住民の地域おこしへの関心に社会関係資本が与える影響―北海道礼文島の島内・島外出身者の差異に着目した計量分析― 片桐 勇人(89)

開発・公害の経験と産業都市の生活環境―三重県四日市市の地域イメージをめぐって― 丹辺 宣彦・三田 泰雅・高 娜(103)

生業の継承における遺産化の影響―鳥羽市相差町の海女漁の事例から―  吉村 真衣(118)

 

研究ノート

フランクフルト学派のレギュラシオン・アプローチ―山田信行の産業社会学からレギュラシオン・アプローチの動態論へ― 稲葉 年計(133)

 

資料調査報告

愛知県豊田市旭地区「押井営農組合」が試みる新しい食と農の取り組み  長澤 壮平(142)

 

書評

大村英昭・阪本俊生編『新自殺論 ―自己イメージから自殺を読み解く社会学』(青弓社,2020年) 樫村 愛子(150)

樋口直人・松谷満編『3・11後の社会運動 ―8万人のデータから分かったこと』(筑摩書房,2020年) 河村 則行(155)

原田峻著『ロビイングの政治社会学 ―NPO法制定・改正をめぐる政策過程と社会運動』(有斐閣,2020年) 木田 勇輔(159)

濱西栄司・鈴木彩加・中根多惠・青木聡子・小杉亮子著『問いからはじめる社会運動論』(有斐閣,2020年) 原田 峻(163)

丹辺宣彦・中村麻理・山口博史編『変貌する豊田 ―グローバル化と社会の変化に直面するクルマのまち』(東信堂,2020年) 丸山 真央(167)

長谷川公一編『社会運動の現在 ―市民社会の声』(有斐閣,2020年)  山口 博史(171)

 

大会自由報告

マスメディアと社会的オーケストレーションの形成プロセス 蔵本 紗知(175)

「アイディアの政治」と新制度論―社会変動論および政策科学における政治社会学的アプローチ― 稲葉 年計(176)

中国農村における貧困扶助政策の歪曲と農民の生活世界―黒竜江省K市を事例として― 江 世君(177)

原発閉鎖に伴う非正規労働者の失業と再就職―台湾第一原発を事例に―  王 黛茜(178)

事業所系食品ロスの調査―コレクティブ・インパクトと大学の社会連携―  三田 泰雅(179)

同性愛者のアイデンティティはいかに検討されてきたか―コミュニティ,学校・家族,カテゴリー― 島袋 海理(180)

静岡県駿東郡長泉町における人口増加のまちづくり―県立静岡がんセンターの立地とファルマバレープロジェクト―高木 俊之(181)

帰納的アプローチに基づく精神障害者保健福祉手帳を持つ人のサポート構造の量的分析 堀 兼大朗(182)

コミュニティソーシャルワーカーによるコミュニティ再編―愛知県長久手市の取り組みから― 加藤 昭宏・松宮 朝(183)

 

優秀修士論文研究表彰 要旨

〈同性を好き〉な人が語る学校経験―セクシュアル・アイデンティティをめぐる主観的意味の変遷に着目して― 島袋 海理(184)

女子受刑者の社会的排除/包摂プロセス―女子刑務所の就労支援に着目して―  副田 義恵(188)

 

大会プログラム(191)/学会会則(193)/投稿規定(196)/お詫びと訂正(198)/役員(199)

東海社会学会年報 第11号 目次

特集 リニア時代の地域戦略 ―都心名古屋と周縁山間地域―

シンポジウム解題 谷口 功(1)
都心と周辺,それぞれの「リニア・インパクト」―リニアが名古屋にもたらす「3つの変化」―江口 忍(2)
リニア・インパクトを見据えた「稼ぐまちづくり」運動の行方―名古屋駅西側の再編をめぐるエリアリノベーション戦略―林 浩一郎(10)
開発と自治の地域戦略―闘う豊田市― 谷口 功・戸田 友介(21)
開発主義批判を乗り越える:討論記録  谷口 功(33)

自由投稿論文

豊田市保見団地における日系ブラジル人の定住化と就労―自動車産業就労をめぐるネットワーク形成と「半周辺的地位」を中心に―丹辺 宣彦・ハヤシ ブルーノ ナオマサ(40)
地方暮らしの若者と政治参加―広島県豊田郡大崎上島町在住の若年層を対象として― 竹内 陽介(55) 
誰が「消費される農村」に向かうのか——グリーンツーリズムの拠点開発に対する住民意識― 三田 泰雅(72)

研究ノート

父子家庭の父親の養育困難 ——父親の語りにおける父・娘関係に着目して—— 浅沼 裕治(85)

市民活動報告

高校生のキャリア教育の価値 ―黄柳野高校の事例をもとに―小柳 真哉(99)
地域社会への貢献をめざした大学間連携の実践―長久手市大学連携基本計画策定プロセスから―笹山 実希・小島 祥美・石井 晴雄・川原 千香子・松宮 朝(106)

書評

前島訓子著『遺跡から聖地へ―グローバル化を生きる仏教聖地』(法藏館,2018年) 杉本 良男(114)
中根多惠著『多国籍ユニオニズムの動員構造と戦略分析』(東信堂,2018年) 橋口 昌治(116)
埴淵知哉編著『社会関係資本の地域分析』(ナカニシヤ出版,2018年)丹辺 宣彦(120)

大会自由報告

社会運動の再興における中断組織の役割―台湾・第四原発反対運動を事例に―王 黛茜(124)
地域自治とアソシエーションの再編―愛知県一宮市における「地域づくり協議会」の取り組み―高木 俊之(125)
孤立する芸術労働者と「労働者性」をめぐる集合行為―音楽家のユニオン活動を事例として― 中根 多惠(126)
「他出子」の帰郷をめぐる親世代の意識の交錯―浜松市天竜区佐久間町を事例として― 舩戸 修一(127)
グリーンツーリズムの拠点開発に対する住民意識 ―三重県いなべ市の調査結果から―三田 泰雅(130)
豊田市の新たな新規就農者ネットワーク―農と福祉の連携に注目して―中村 麻理 132
旧東ドイツ社会科学者へのインタビュー調査―地域・母集団の特性検討と調査手法の総括― 飯島 幸子(133)
インターネット空間における社会運動とソーシャル・コントロール―中国フェミニズム運動を事例に― 祁 雨晨(134)


優秀修士論文研究表彰 要旨

「留学」の効用―コンサマトリー化する経験に着目して― 太田 知彩(135)
現代中国における私営企業家の都市運動とコーポラティズム体制―北京南鑼鼓巷の「商会自救」運動を事例として― 唐 雯(138)

第12回社会調査インターカレッジ発表会プログラム(142)

大会プログラム(144)/学会会則(147)/投稿規定(150)/役員(152)

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