東海社会学会設立大会シンポジウム

 

東海から見る現代社会──失われた10年から21世紀社会へ

 

日時:2008年7月12日(土) 14:30~17:30

場所:名古屋市立大学(山の畑キャンパス) 人文社会学棟201教室

 

• 第一報告名古屋大都市圏東アジアにおける位置とその競争力・・・黒田由彦(名古屋大学)

• 第二報告トヨタと地域社会・・・猿田正機(中京大学)

• 第三報告外国籍住民をとりまく地域社会三重県鈴鹿市の事例から・・・(合同報告) 山口博史(名古屋大学大学院)/多文化共生社会作りに向けて愛伝舎の取り組み

坂本久海子(NPO法人愛伝舎)

 

• 総括討論

討論者:藤田栄史(名古屋市立大学)・森千香子(南山大学)・西原和久(名古屋大学)

司会者:松宮朝(愛知県立大学)

 

 東海地域は、自動車産業とその地域経済への波及効果、そして自動車産業を下支えする外国人労働者と地域社会などの点から注目を集めている。これらは近年の東海地域の特性を示す重要な要素であり、根本的な部分で密接な関連性を持つものである。こうしたテーマに対して、トヨタの産業・労働研究、外国人労働者・エスニシティ研究、そして地域研究において多くの蓄積がなされてきた。しかし、その一方で、これらの領域は個別に議論されてきた面が強く、それぞれ相互の対話は必ずしも十分になされてきたわけではない。本シンポジウムの目的は、エスニシティ研究、トヨタ研究、東海地域研究の3つの領域における最先端の知見を突き合わせることから東海地域社会の根本的な問題を明らかにすることである。そしてここから、今後の日本社会をめぐる本質的課題を見据えていきたい。

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