東海社会学会 第5回大会

日程:2012年7月14日(土)

場所:愛知大学豊橋キャンパス

※参加費1000円

 

09:30- 受付開始

 

10:00-11:30 一般報告部会(A)【6号館622教室】

  1. 現代大都市における有権者の非通念性と政治変動・・・木田勇輔(名古屋大学大学院/日本学術振興会特別研究員)
  2. 都市における「農」の活動の展開:愛知県日進市の事例から・・・松宮朝(愛知県立大学)
  3. エアフルト市における地域協議会の現状と課題:地域自治の比較社会学の試み・・・山崎仁朗(岐阜大学)

 

10:00-11:00 一般報告部会(B)【6号館621教室】

  1. 少年院と地域社会との関係性:Z少年院における授業と地域ボランティアに注目して・・・都島梨紗(名古屋大学大学院)
  2. 精神障害者の生活の質:社会関係資本とセンの潜在的能力Capabilityの視点から・・・早野禎二(東海学園大学)

 

11:00-11:30 市民活動報告部会【6号館621教室】

  1. 岐阜県における社会的包摂推進事業の体制構築過程・・・南出吉祥(子ども・若者支援ネットワーク岐阜/岐阜大学)

 

11:30-12:30 震災特別部会【6号館622教室】

  1. 東松島市野蒜地区の津波被害状況と復興過程・・・辻岳史(名古屋大学大学院)
  2. 東日本大震災における地方都市の「復興」の政治と市民活動:岩手県大船渡市を中心に・・・○丸山真央(滋賀県立大学)、山本唯人(政治経済研究所)、岩舘豊(一橋大学大学院)

 

13:30-16:30 シンポジウム「施設の現在」【6号館610教室】

ポスター(pdf形式)

【シンポジウム趣旨】

1970年から80年代の日本において、学校や病院・福祉施設をめぐって管理社会論が展開されました。ここでは、さまざまな「施設」に焦点が当てられ、「施設」は管理社会を象徴するひとつのキーワードとなりました。第5回目となる今年度の大会シンポジウムでは、現代社会の一側面として、管理社会論以後の「施設」について検討します。

東海社会学会では、昨年度はネオリベラリズム時代における市民社会を社会学の理論と実践の両面から検討してきました。ネオリベラリズム時代とよばれる現代では、「施設」をめぐって次のふたつの特徴も見いだすことができます。第1に、それは科学技術の発展を背景とした監視社会=リスク社会でもあります。現代において、管理は新たな「監視のまなざし」としてリスクをコントロールし、私たちの日常生活をつくりあげています。そこには、「施設」に関する新しい考え方や取り組みがあります。第2に、「施設から地域へ」といった変化があります。教育・福祉の双方において、その活動は「施設」の内部にとどまるものではなく、外部としての「地域」において営まれるようになっています。ただし、それは施設を否定する「脱施設」といった単純な事態ではありません。「地域で生きること」をめぐるさまざまな実践から、改めて「施設」について考える必要があります。

本シンポジウムでは、アクチュアルな「施設の現在」をめぐる多様な事例を通じて、現代社会のマクロな変化について広く考えていきたいと考えています。教育・福祉分野の方に限らず、多くの方々にご参加いただければ幸いです。 

・入場は無料です。

・手話通訳を準備しています。

 

【共催】

・障害学研究会中部部会

・学術研究助成基金助成金・若手研究(B)「病者・障害者における当事者運動組織のネットワーク形成と「国際化」に関する研究」(代表者:渡辺克典)

 

【報告】

  1. 施設管理は学校事故を抑制しうるのか・・・内田良(名古屋大学)
  2. 災害避難時にあらわれる障害者福祉施設の特性・・・青木千帆子(立命館大学)
  3.  「たすけあい名古屋」の誕生の経緯と現在の課題・・・渡部勝(NPO法人 たすけあい名古屋)

 

【コメント】

川北稔(愛知教育大学)、土屋葉(愛知大学)

 

【司会】

時岡新(金城学院大学)

 

【コーディネイター】

後藤澄江(日本福祉大学)、渡辺克典(立命館大学)

 

16:30-17:30 総会【6号館610教室】

 

懇親会

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