会長ご挨拶

東海社会学会会長      後藤澄江(日本福祉大学教授) 

  2016年7月9日の第9回年次大会において、思いもかけず、東海社会学会第4代目の会長を仰せつかりました。微力ではありますが、これまでの3代の会長のもとで蓄積された実績を踏まえ、本会および東海地域の市民社会形成の発展に貢献できるよう努めてまいりたいと考えております。

 本学会は、長い準備期間を経て2008年1月に設立され、東海地域(愛知・岐阜・三重・静岡)に立地する大学・研究機関に所属する会員、また、本地域を活動拠点とするNPOをはじめ市民活動を担う会員によって構成されています。2015年には学術会議協力学術研究団体としての認定を受け、社会学系コンソーシアムにも参加して、全国の社会学系の既存諸学会とのネットワークも築きつつあるところです。

  設立にあたって、その理念・目指すべき方向性は本学会会則第2条に、「本会は東海地域において社会学の研究および研究者相互の協力を推進し、その発展普及をはかるともに、関連する諸学問分野との学際的な協力体制をつくり、市民社会の形成に資することをめざす。」としています。本学会はこのように学会としてはユニークともいえる視点を打ち出していますが、地域社会で生起する災害、福祉や環境等の問題解決の方向性として地域創生や市民活動が強調される時代であればこそ、その志すところはますます重要になっていると考えております。

 本学会では、毎年7月の年次大会、年間2回程度の研究例会、そして、秋には社会調査インターカレッジ発表会を開催しています。年次大会や研究例会は理論的・先駆的な社会学研究の発表の場であることはいうまでもなく、本学会を構成する会員が東海地域に実証的・実践的に迫った研究成果を持ち寄る場ともなっています。また、社会調査インターカレッジ発表会は、会員が所属する個別大学の枠を超え、学部・大学院の社会調査実習教育の水準を高める貴重な行事となっています。さらに、査読論文を中心に編集される『東海社会学会年報』も安定的に刊行されるようになっています。

 本学会のここまでの道のりは決して平坦ではありませんでしたが、来年10回目の年次大会が迎えられる段階に至ったことは、会員の皆様のご協力と熱意、また、名古屋大学環境学研究科社会学講座の代々の若手研究者による事務局業務のおかげとこの場を借りて感謝申し上げる次第です。本学会のさらなる発展に向けて、学会外に向けた情報発信の強化や東海地域の自治体・企業との連携、そして、市民社会研究を掲げるアジアをはじめとした海外の諸学会との連携を模索すること等に取り組んでまいる所存です。会員の皆様のお役に立つ学会となるように努力してまいりますので、益々のご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

2016年9月

東海社会学会 第2回大会

日程:2009年7月11日(土)、12日(日)

会場:椙山女学園大学 星が丘キャンパス

 

報告タイトル一覧

 

一般報告(第1部)

核被害からの地域再生:マーシャル諸島ロンゲラップ環礁の再定住計画にみる・・・竹峰誠一郎(三重大学)

森林の共同的利用・管理による所有権の相対化:林業振興地における木材の共同生産システムの構築を事例として・・・谷口雅哉(JA全農)

住民主導型市民農園の可能性:愛知県西尾市「楽農園」の事例から・・・松宮朝(愛知県立大学)

公害問題と都市づくり:四日市市を事例として・・・高娜(名古屋大学大学院)

  

一般報告(第2部)

インド「仏教聖地」構築の舞台・・・前島訓子(名古屋大学大学院)

 教育の「地域内格差」問題へのアプローチ:名古屋市における地域の社会関係資本の検討・・・新城優子(名古屋大学大学院・日本学術振興会)

産業グローバル化先進都市における地縁的市民活動と公共空間:愛知県豊田市を事例として・・・丹辺宣彦(名古屋大学)

 

活動報告

リニモと交通まちづくり活動の現況と課題──リニモねっと、特定非営利活動法人リニモクリエイト・・・島田善規(リニモねっと 代表、リニモクリエイト理事長)

日本サードセクター経営者協会のねらい:NPO法施行10年の課題と今後の展望──特定非営利活動法人 市民フォーラム21・NPOセンター・・・藤岡喜美子

  

シンポジウム  東海社会の「地域力」を問い直す

 報告者

中田実(愛知江南短期大学)

山田明(名古屋市立大学)

伊藤一美(NPO法人子ども&まちネット)

 

討論者

児玉克哉(三重大学)

上村泰裕(名古屋大学)

渋谷典子(NPO法人参画プラネット)

 

司会

山崎仁朗(岐阜大学・研究企画委員長)

  

シンポジウム趣旨

  「リーマン・ショック」を契機とする世界同時不況以後、「元気なナゴヤ」という評価は一変し、東海社会の経済・社会構造の脆弱性が、むしろ指摘されるようになった。そこで、東海社会の「地域力」を改めて問い直し、将来へ向けて何を継承し、何を改革すべきかを考えたい。

 

※2015年7月の大会における会則改正により社会人会員が市民会員に移行し、新たにNPO会員が設置されました。

 

会員資格・年会費

本会員 年会費4000円(年報講読代込み) 

大学院生会員 年会費3000円( 〃 ) 

市民会員 年会費2000円(年報購読代を含まず)[年報を希望される方は本会員にお申し込みください] 

NPO会員 年会費4000円(1団体、年報購読代込み)

*この他に、賛助会員のカテゴリー(年会費10000円)があります。賛助会員につきましては、事務局までお問い合わせください。

年会費の支払い方法については、入会が承認された後にお知らせします。入会金は不要です。

 

 申込手続
(A)郵送または(B)メールにて入会申込書をお送りください。
年数回開催される理事会での審議を経て、入会承認運びとなります。入会申し込みから承認のご連絡まで、3~4か月程度のお時間を頂くことがありますので、その旨ご承知おきください。

(A)郵送の場合
(1)下のリンクから入会申込書様式をダウンロードしてください。
入会申込書 (PDFファイル)

(2)必要事項を記入してください。
入会の際は、紹介者(既に東海社会学会に入会している方)が必要となります。学会事務局より紹介者へメール連絡にて確認を致しますので、その旨ご承知おきください。
紹介者の自署・捺印は“不要”です(2012年度12月変更)。なお、NPO会員に関しては紹介者は必ずしも必要ではありません。

(3)東海社会学会事務局に郵送にてお送りください(郵送先は下記参照)。
〒464-8601
愛知県名古屋市千種区不老町 名古屋大学環境学研究科社会学講座内
東海社会学会 事務局 宛

 

(B)メール添付の場合
(1)下のリンクから入会申込書様式をダウンロードしてください。
入会申込書 (Wordファイル)

(2)必要事項を入力してください。
入会の際は、紹介者(既に東海社会学会に入会している方)が必要となります。学会事務局より紹介者へメール連絡にて確認を致しますので、その旨ご承知おきください。

紹介者の自署・捺印は“不要”です(2012年度12月変更)。なお、NPO会員に関しては紹介者は必ずしも必要ではありません。

(3)必要事項を記入した様式ファイルを添付して東海社会学会事務局メールアドレス(※お手数ですがアドレスを手動で入力してください)までお送りください。

 

 

「東海社会学会」設立趣意書

 

近年、学部・学科の再編、大学院重点化などの諸施策により、東海地方においても、社会学を学ぶ学生や研究者が増えてきた。しかし、現状では、この地方を拠点とする社会学の学会がないために、学生や研究者が、教育・研究活動について情報交換をし、共同で取り組むなどの連携が十分でなく、社会学関連の教育・研究機能を持つ大学が集積している利点を生かしきれていない。

また、東海地方でも人・モノ・カネ・情報のグローバルな動きが盛んになり、こうした趨勢の中で引き起こされるさまざまな地域問題に対して、NPO法人などを主体とする市民が積極的に取り組み、市民と行政との協働も様々な分野で試みられている。社会学は近代における共同社会・市民社会の発展とともに成立した学問であり、学問的な成果を広く市民や地域社会に公開し、それを踏まえて実践していくことが求められている。また、社会学は、その学問的性格と対象領域の広さから、大学の社会的貢献の際に求められる学際的なアプローチを確立するという点で、諸学問間の連携体制を構築する触媒となる可能性をも秘めている。

このような現状や認識を踏まえるならば、いま求められているのは、①東海地方において、広い意味での社会学を専門に教育・研究活動を行っている学生・研究者の交流を促進する場を設けること、②東海地方で生じているさまざまな地域問題を研究し、その成果を広く公開するとともに、地域社会と大学・社会学研究者との連携を推進すること、③研究活動や社会的貢献を進めるうえで、関連する諸学問分野との学際的な体制づくりに貢献することであろう。

以上のような活動を通じて、社会学が関連する学問と協力し、大学(学問)の知的営為を市民とともに実践することで、活力ある市民社会の形成に資することを目的として、ここに「東海社会学会」を設立する。

2008年1月吉日

 

東海社会学会設立準備会代表 名古屋市立大学 藤田栄史

<呼びかけ人>(敬称略・大学/氏名五十音順)

【愛知大学】 樫村愛子 交野正芳 土屋葉 渡辺正 /【愛知学泉大学】 谷口功 /【愛知教育大学】 川北稔 /【愛知県立大学】 松宮朝 /【岐阜大学】 山崎仁朗   /【金城学院大学】 大山小夜 西山八重子 /【椙山女学園大学】 黒柳晴夫 鈴木俊道 /【中京大学】 芦川晋 小木曽洋司 /【東海学園大学】 宮本益治 /【名古屋市立大学】 飯島伸彦 /【名古屋大学】 黒田由彦 田中重好 丹辺宣彦  / 【日本福祉大学】 後藤澄江 陳立行 /【三重大学】 児玉克哉

 

 

東海社会学会 第五期役員(2016.7~2018.7)

 

会長 後藤 澄江(日本福祉大学)

 

組織運営委員会

委員長  岡村 徹也(中日新聞)

副委員長 木田 勇輔(椙山女学園大学)

     安藤 究 (名古屋市立大学)

     河村 則行(名古屋大学)

     後藤 澄江(日本福祉大学)

     宮﨑 恒平(NPO法人 愛・地球博ボランティアセンター)

 

年報編集委員会

委員長  丹辺 宣彦(名古屋大学)

副委員長 松谷 満 (中京大学)

     大山 小夜(金城学院大学)

     樫村 愛子(愛知大学)

     川北 稔 (愛知教育大学)

     山口 博史(都留文科大学)

 

研究企画委員会

委員長  松宮 朝 (愛知県立大学)

副委員長 谷口 功 (椙山女学園大学)

     伊藤 静香(NPO法人参画プラネット・名古屋市立大学大学院)

     上村 泰裕(名古屋大学)

     林 浩一郎(名古屋市立大学)

     人見 泰弘(名古屋学院大学)

     舩戸 修一(静岡文化芸術大学)

     三田 泰正(四日市大学)

     渋谷 典子(非理事・NPO法人参画プラネット)

 

監事 中村 麻理(名古屋文理大学) 松木 孝文(大同大学)

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